Peltier device controller

ペルチェコントローラ (Peltier device controller)

かなり昔につくったもの^^;
でも、結構まともに使えるので紹介。

概要

ペルチェを使って冷却する場合、結露させないために室温以下にならないようにコントロールする必要があります。
高機能なペルコンも色々あるみたいですが、室温以下でオフにするだけだったら簡単にできそうだったので作ってみました。
ソフト屋の私が考えた回路なので、変なところもあると思いますが、１年以上問題なく動作してます。

BSch Ver.0.68 / Copyright (C) 1997-99 H.Okada(Suigyodo) を使わせて頂きました。
こんなすばらしいソフトをフリーで公開して頂いてありがとうございます。

動作原理

単に、サーミスタ２つの抵抗差を電圧差に変えて OP-Amp で比較しているだけです。
帰還させてないので（？）、電圧差が少しでもあると、出力は 0V か 5V にふると思っています。（＜正しい？）
5V にふった時にトランジスタが ON になるようにして、リレーを ON にさせてます。
OP-Amp の入力が等しい電圧なら、出力は 2.5V だと思うのですが、2.1V 程度しか無かったので、LED (1.8V) + Tr (0.6V) = 2.4V を越えたところで ON になるようにしました。
もし、入力が等しい時に、2.5V あれば、ON にする電圧を上げるために、ダイオードを直列に入れる事になると思います。
全て手許にあった部品で組んだので、かなり適当な物ですが、結構まともに動いてます。
（リレーだけは容量不足に感じたので、後で、千石で買ってきましたが。）
ペルチェの電源は別電源で実験してましたが、今は本体の 5V 電源を使ってます。
サーミスタの様な素子にはノイズ成分があると勝手に思い込んでいたので、適当なコンデンサ(1000pF)をつけましたが、必要なのでしょうか？
LED はケースの Turbo LED を使っています。
あと、OP-Amp の余った端子は入力だけ GND に落としました。（＜必要？）

調整方法

片方のサーミスタ（T1 だと思う）をケースの中に、もう片方（T2 だと思う）を CPU に腹につけてます。
２つのサーミスタを同じ温度にして、半固定抵抗を回して、LED がつくかつかないかの所に設定すれば、CPU が冷えすぎた時に LED が消えて冷えすぎを防ぎます。

部品リスト

適当なサーミスタ２つ（使ったのは 20(25?)℃ 10KΩ）
サーミスタと同じ値の抵抗（この場合は 10KΩ）（＜同じ値にする必要は無いのか。　消費電力を考えると 100KΩとかの方が良さそうですね。）
サーミスタと同じ値付近に設定できる可変抵抗（この場合は 9.1K + 5K の可変抵抗）
適当な OP-Amp（使ったのは 4558）
適当なパスコン（使ったのは 0.1 μF）
適当なコンデンサ（使ったのは 1000pF）
適当な NPN 型トランジスタ（使ったのは 2SC1815）
適当な LED（使ったのはケースの Turbo LED）
ペルチェ素子
ペルチェの消費電力を制御できるリレー